ウメさんの2019年WCSA参戦記

恒例、ウメさんの大会レポートは大会が終わり終了。

【各国のメダル獲得数】

Germany -   7 Gold, 5 Silver, 3 Bronze
Estonia -     6 Gold, 5 Silver, 5 Bronze
GBR -         4 Gold, 3 Silver, 1 Bronze
Sweden -     3 Gold, 3 Silver, 5 Bronze
Australia -   2 Gold
Portugal -    2 Gold
Japan -        0 gpld, 1 Silver, 1 Bronze
 

【大会ロゴマーク】

大会ロゴのモデルとなった大会場近くの風車

 

6月4日出発直前の日本選手(羽田空港で)

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ポルトガルのMedievalの女子選手とTargetの加藤選手

 

【大会結果】

●Target Women●
1.Marike Kahk       EST  1557
2.Lonie Gross       GER  1502
3.Suzuna Kuroda   JPN  1475
|
6.Ruri Kato            JPN  1265

●Target Men●
1.Stuart Atkins      AUS  1625
2.Teet Tagaoere      EST  1561
3.Ain Jarvesaar      EST  1516
|
6.Masahiko Kano   JPN  1310
8.Kohki Tamai        JPN  1249

●Target Senior●
1.Bernhard Kreps  GER  1579
2.Arvi Eek             EST  1482
3.Olaf Huebsch     GER  1480
|
8.Eiichi Sato         JPN  1359
9.Satosi Kataoka   JPN  1304
11.Tomoo Ymehara JPN  1184

●Medeival●

1.Meelie Pallo       EST 1472
2.Tarmo Andrei      EST   1467
3.Maina Toles        EST   1436
4.Jan-Ake Anderson SWE  1372
5.Juri Kadastik       EST  1262
6.Aida Teixeira        PRT  1097

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前列真中に座っているのはドイツのグロス選手(マッチプレイ女子3位)

 

6月9日

【黒田選手銀メダル獲得】
今日は最終競技のマッチプレイ。トーナメント方式の競技になります。
日本チームは同門同士の闘いが2組でてしまいました。
一回戦を勝ち上がり、2回戦目に女子の黒田選手と加藤選手が、同じく
シニアの片岡選手と佐藤選手が1回戦目に当たってしまったのです。
女子は黒田選手が勝ち進み3回戦へ進みましたが、シニアは佐藤選手に
軍配が上がり2回戦へと進んだもののドイツのクレップス選手に12点
差で敗れました。
男子では2回戦目に勝ち上がった玉井選手がターゲット部門で一位となっ
たオーストラリアのアトキンスに一点差で破れ、2回戦に進んだ加納選手
は9点差でエストニアのジェルバザー選手に敗れ敗退。
シニアの部の私(梅原)は1回戦は友人であるスウェーデンのミッキーとの
対戦で勝ち、2回戦へと進みましたが、ドイツのフップシュ選手に6点差
で敗退。
その中でメダルに期待が持てるのが唯一、女子の黒田選手。
いよいよ3回戦の試合です。ドイツの姉妹で参戦していたロニエ・グロス
選手と対戦。これで勝てば最低でも銀メダル、敗れれば銅メダルになります。
結果は9点という大差で黒田選手が決勝へ進みました。これで最低でも銀
メダルが確定しました。
一方決勝の相手はドイツの姉妹で参戦していたドイツ選手の姉であるマリア
・グロス選手を僅差で破り、黒田選手との対決に挑みました。
風の影響が大きく出て黒田選手は5点差に抑えられ、惜しくも金メダルを逃
しましたが堂々の銀メダルを獲得しました。

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6月8日

バンケット会場

 

6月8日

本戦二日目
今日は朝から雲っていいます。
寒くジャージの下に雨具を着込んで丁度いいぐらいの天気。
試合途中あの頑丈そうな天井板を圧縮したような標的台が風で倒れた。
さらに風の影響で倒れ45mの射距離で矢が右に流されます。
私(梅原)は、ひどいスコアで終わってしまいました。
夕方からバンケット始まるため、時間的にタイトなのです。
私たちは大会地からちょっと離れた隣町に宿を借りているので
急いで宿に着替えに戻りました。

戻って来ると、なぜ表彰式に出なかったと問い詰められました。
なんと女子の黒田選手が3位に入っていたのです。
私たちの痛恨ミス。
だから、ターゲット部門の表彰写真がありません(汗)

いよいよ明日は最後の種目マッチプレイを残すのみ。
マッチプレイは一対一で勝負するトーナメント方式。頑張ります。

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6月7日

 

 

本戦開始。

今日はちょっと、面白い写真を皆さんにご覧いただきます。
上の中世のボウガンを持ったバイキングの雄姿。
これは何かのアトラクションではありません。れっきとした競技なのです。
Medieval部門は中世のスタイルのボウガンを使った競技、このように
衣装に凝る人もいます。

WCSAの大会はボウガンの普及を考えた国際組織で、ターゲット競技専門の
国際競技団体IAUとは違い、広く各種ボウガンを利用した競技を通して、
ボウガンの普及発展を考えている国際競技団体なのです。

競技種目は次の8種目あります。
Outdoor Target
Outdoor Match-play
Outdorr Sporting
Indoor Target
Indoor Match-play
Forest Round
Medieval
Bench, Kneeling & Prone

世界大会はこの内
Target、match-play、Sporting、 Forest Round、 Medieval
の5種目が主な競技として行われます。
ただ、今大会ではその中のForestroundがありません。

 

本戦第一日目
ベンチ:左から梅原選手・杉山監督 緑のユニフォームの選手の前、佐藤選手
その横 女子の加藤選手、加藤選手の後ろに立ってるのは玉井選手

 

さて、競技は今日からいよいよ2日間、本戦が始まります。その初日の今日。
毎晩、風と雨が来るが昼間は晴れ渡ってはいます。しかし風が強いのが難点。
射座付近は幸いそんなに強い風は吹いていないものの、的付近で左から右の方に
風見が横にたなびき右方向に矢が流されます。

今日初日の本戦で女子の黒田選手が暫定3位に入りました。
このまま維持できれば3位以上のメダルは確実だといえます。

 

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6月6日

練習中の佐藤選手 玉井選手 加藤選手 片岡選手

 

公式練習の日
昨日の暑さと打って変わって朝から小雨で肌寒い日になりました。
寒さよけに雨具を防寒具の変わりに着込みます。
我が女子選手たちは愛嬌があって、あちこちの外国選手から可愛がられています。
エストニアの女子選手から上着を貸してもらっていました。
前回の大会での日本選手との交流があったこともあり、特に仲良くしてもらっ
ています。
スウェーデンのシニア選手がドローンを持ってきていろいろ射撃中を撮影し
facebookにアップするとのことでした。

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6月5日

今日は非公式練習の日。
夕べは雨。今日は朝から晴れてあまり風もなく暑くなりそうな予感???
やはり昼から暑くなり喉がやたらと乾きます。
45、55mmの練習が終わったところで昼になりました。
近くのハンバーガーショップで簡単な食事を終え、再び練習。
今日は早く切り上げようと思ったが、皆なかなか終えようとしません。
まあ、熱心なのは良いことnあのだが。
16時に練習時間が終了となります。
練習後、帰りにスーパーマーケットにより、食料を調達。
昨日行ったスーパーマーケットより、大きいスーパーマーケットを見つ
けたのでそこで購入しました。
今日の夕食はミートソーススパゲッティー。

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6月4日

 

後ろに見えるのが今回私たちが泊まる一軒家

 

フランクフルトに現地時間4日の午後に到着。
入国審査が厳しい。
入口では三次元X線でスキャンされ、さらに服の上からボディチェック、そして、
ベルトの裏、靴の中、靴下と細部に渡りチェックを受けました。
入国後、さらに国内線に乗り換えで、このでかい空港を歩かされます。
乗り継ぎ時間があっても、疲れて町に繰り出そうという元気も失せてしまいます。
大会地へは夕方と言っても日が高いうちに宿に到着した。ベッドルームが6部屋
ある。部屋割りをしようと思ったが、先に全員で試合会場を視察することに。
宿からしばらく走り、有名なアウトバーンにのる。時速140kmで走っても簡単
に追い抜かされる。おそらく時速200km以上出ているでしょうねぇ。
アウトバーンを25分ほど走って、下道に降りてまもなく試合会場に到着。
アイルランドのリチャードとマレーシアに行ったジェニーと久しぶりに再会。
新人選手夫婦を紹介してくれました。
まだ会場は三脚を立てただけで的台にはゴム板が置いてあり相変わらずその上に
天井板をプレスしたものをが用意されていました。